NEWS

MBDを活用した開発ニーズに対応するため社内のMBD技術者育成を強化(ニュースリリース)

2021年1月20日
パーソルR&D株式会社

パーソルR&D、MBD(モデルベース開発)を活用した開発ニーズに
対応するため社内のMBD技術者育成を強化

~2021年3月までに合計500名のMBD技術者育成を目指す~


 総合人材サービス、パーソルグループにおいて技術系エンジニアリング事業を手掛けるパーソルR&D株式会社(本社:愛知県名古屋市中区栄3丁目18番1号、代表取締役社長:礒田 英嗣、以下 パーソルR&D)は、モデルベース開発 (Model Based Development、以下 MBD)を活用した開発ニーズの高まりに対応するため、MBD技術者育成を強化し、ものづくりにおけるバーチャルエンジニアリングに貢献してまいります。

■背景:自動車業界をはじめ、ものづくりはMBD手法へシフト
 昨今の自動車業界は100年に一度の大変革期と言われており、ADAS(先進運転支援システム)、自動運転などの分野では、かつてない開発スピードが求められています。先端テクノロジーを取り入れた最新の自動車1台には100個以上のコンピューターが搭載される場合もあり、ソフトウェアのソースコードが1億行を超える車両も開発されています。これにより、新車開発にはこれまで以上に複雑な検証が必要となります。
 そのため、自動車メーカーやサプライヤー企業は、実機をベースとする開発・検証に比べ、搭載機能を何度でも繰り返して正確に検証できることはもちろん、開発工数を大幅に削減できることから、MBDを活用した開発手法へシフトしています。2020年4月~12月の間に、パーソルR&Dへ寄せられたMBDの活用に関する問い合わせ(エンジニア派遣を含む)は前年対比で34%増加しており、各企業のニーズが高まっていることが分かります。
 また、こういったMBD技術を活用する動きは、自動車業界に限らず、医療、産業機器など複雑な設計・開発が進んでいる各業界においても活発化しており、MBDを活用したバーチャルエンジニアリングの必要性は今まで以上に高まっています。

■概要:MBD技術者育成の強化で、顧客企業のニーズに応えるとともに社内エンジニアの技術領域拡大を支援
 パーソルR&Dでは、上記のような背景から、2017年にMBD推進室を立ち上げ、AICE(自動車用内燃機関技術研究組合)へ共同研究企業として参画するなど、さまざまな活動を進めてまいりました。2018年にはMBD推進室の経験豊富なエンジニアを中心にMBD技術者育成カリキュラムを作成、社内のMBD技術者育成をスタートしました。その結果、2020年3月末時点で272名をMBD技術者として育成。2020年4月から新たに230名以上の育成を行い、2021年3月末までに合計500名のMBD技術者の育成を目指します。パーソルR&Dは、本育成体制の強化で、高まるMBD技術を活用した開発ニーズに応えるとともに、社内エンジニアの技術領域の拡大を支援してまいります。

■MBD技術者育成カリキュラムの概要

 MBD技術者育成の様子

MBD技術者育成のステップ

 受講するエンジニアのレベルに応じて、育成カリキュラムは、「導入」、「初級」、「中級」の3段階で構成しています。「導入」は反復学習が可能な「e-learning」を採用しMBD技術者として必要な理論を習得します。「初級」では講師による講義にて基礎的な理解を深め、「中級」では担当する設計業務に合わせたモデル作成実習を行い、講師から添削を受け、修正する過程を繰り返すことで習熟度を高めていきます。

■パーソルR&DのMBD技術者育成カリキュラムの特徴

①設計経験者をMBD技術者へ育成
本カリキュラムは、設計開発経験者で製品知識を熟知している技術者を対象にMBDの教育を実施しています。これにより、社内エンジニアに技術領域拡大の機会を提供するとともに、顧客企業には製品・構造の知識や設計経験を生かした、総合的でより高い品質のMBD技術を提供することが可能となりました。

②全分野の技術者が育成対象
今回の社内MBD技術者育成カリキュラムは、制御系に限らず、機械系、電気・電子系、実験系の全分野のエンジニアを対象にMBD技術が習得できる環境を構築しています。これにより、各分野のエンジニアがこれまでの経験をMBDでも生かすことができ、専門性と品質レベルの高い開発支援が可能となります。

③アフターフォロー
パーソルR&DのMBD技術者育成は講義終了時点で終わりではなく、MBD開発ツールの使用方法などの不明点を復習できる環境を社内テクノセンターに整えています。エンジニアからの疑問点、不明点はカリキュラムで使う教育資料へフィードバックすることで常に教育内容を更新しています。また請負業務においては高度な技術を擁する「MBD推進室」が後方支援することで、MBD技術の実践的な課題解決をサポートしています。

 パーソルR&Dは今後も、エンジニアからの要望や課題、各業界でのMBD需要の移り変わりを注視しながら、より実践的な教育カリキュラムへ随時刷新し、ニーズに合致したMBD技術の育成を続けていきます。

 また複数の大学から、本MBD技術者育成カリキュラムを導入し、重要課題であるMBD技術者育成を学生のうちから実施したい、などの相談を受けています。今後、本カリキュラムを含むパーソルR&Dの社内エンジニア向けの育成過程を、学生向け教育にも拡大し日本の技術力の底上げに貢献してまいります。

 

■パーソルR&D株式会社についてhttps://www.persol-rd.co.jp/
 パーソルR&D株式会社は、自動車、航空宇宙、ロボット、デジタル家電などの領域で、技術コンサルティング、一括請負、部分請負、技術者派遣にて、企業様の設計・開発をサポートしています。
 これからも、機械・電気電子・制御ソフト分野の設計、実験・認証サービス、モデルベース開発(MBD)の技術を駆使し、設計、研究開発から実験までの「ワンストップサービス」を提供してまいります。

■「PERSOL(パーソル)」について<https://www.persol-group.co.jp/
 パーソルグループは、「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに、人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」、ITアウトソーシングや設計開発など、人と組織にかかわる多様なサービスを展開しています。
 また、人材サービスとテクノロジーの融合による、次世代のイノベーション開発にも取り組んでおり、市場価値を見いだす転職サービス「ミイダス」、ITイベント情報サイトおよびイベント&コミュニティスペース「TECH PLAY」、クラウド型モバイルPOSレジ「POS+(ポスタス)」などのサービスも展開しています。


当社のMBDに関する情報は下記ページをご覧ください。
(当社HP内関連ページ)モデルベース開発(MBD)

本件に関するお問い合わせは、お問い合わせページより「MBD支援に関して」をお選びいただき、お問い合わせください。

Go to English page