導入事例

エンジニア領域の様々な技術課題に対応しています。

シャシダイナモメーターを活用した試験サービス提案

導入に至ったきっかけ

シャシダイナモメーターを用いることで、実走行に近い条件での車両テストが可能です。シャシダイナモメーターとは、試験室の床下に設置したローラー上で乗用車やトラック等の自動車を走らせ、動力性能や燃費性能、耐久性などを試験する方法です。公道テストと違い、試験室内でさまざまな条件を再現できるため、HC、NOx、CO2などの各種計測や、エンジン性能などの比較を実施できます。

導入前に抱えていた課題

CO2の排出量を実質的にゼロにするカーボンニュートラルなど、自動車開発においても環境問題への配慮が求められています。カーボンニュートラルの実現に向けた燃費向上や、CO2削減の実現には、シャシダイナモメーターを用いた車両テストが有効です。

導入後の活用例

シャシダイナモメーター試験サービスなら、各モード運転での燃費試験や排ガス試験、CO2計測などが可能です。また、電動車両(xEV)の開発においても、電力エネルギー消費率(電費)の計測や、運転状況に応じた車両各部温度などを計測できます。その他、任意の条件を設定しての連続走行テストや電制データの計測など、シャシダイナモメーターならではの柔軟なテスト設計を実現可能です。

シャシダイナモメーターとは?

試験室の床下に設置されたローラー上で乗用車やトラック等の自動車を走らせることで、実走行に出来るだけ近い条件を再現させ、動力性能や燃費性能、耐久性などを試験するものです。一定の条件で走行させることが可能で、各種計測や性能比較に用いられることが多い装置です。

  • 国が定めた試験モードを走行させて排気管から放出されるCO、HC、NOx、CO2の総排出量 や、燃費消費量を排出ガス分析計を用いて測定することが出来ます。また電動車両(EV)を走行 させ、電力消費量や一充電での走行距離の測定も可能です。
  • 当社の保有するPEMSとの組み合わせで、公道走行をシャシダイナモメーターで再現することも可能です。

試験サービスの流れ

◇実験計画の作成から、エンジン(車両)の手配、データの計測に留まらず、結果の解析までフルサポート
◇一括請負、部分請負など、お客様のご要望に合わせて、ご支援します。
◇エンジン運転やデータ計測に関するコンサルティングのご支援も可能です。

◇試験要件打ち合せから報告書作成の一連の業務について、プロジェクトマネジメントを行います。
◇試験内容に合わせて最適な試験場所および計測器/手法を選定し、ご用意します(自社保有、外部リソース)。
◇車両の手配から一貫しての対応が可能です。
◇天候や時間に左右されず、一般路での走行に近い条件での試験が実施可能です。
◇任意条件での試験実施も可能です(オペレーターorドライバーが再現します)。
◇各種計測器の準備から、試験要件に合わせた備品の制作や車両・部品の加工などの準備も対応します。

パーソルR&Dのシャシダイナモメーターによる試験サービス

カーボンニュートラルを目指す過程では燃費向上、CO2削減は重要な技術であり、当社のシャシダイナモメーター試験サービスはその技術開発をサポートいたします。

燃費試験、排出ガス、CO2計測等

  • モード運転による各種計測
  • RDE*1試験の再現、相関検証(当社保有PEMS*2も併用)
  • 公道やテストコース走行との比較

電動車両(xEV)各種試験

  • 電力エネルギー消費率(電費)計測
  • 運転状況に応じた各部温度の計測

その他、任意条件での連続走行や電制データ計測
(CAN/LIN/アナログ電圧)

特徴

  • 4WD対応
  • WLTC対応*3(国内3phase)
  • 排出ガス分析(Model : MEXA、OBSーONE)

*1 RDE : Real Driving Emission 路上走行試験
*2 PEMS : Portable Emission Measurement System 車載式排出ガス 測定装置
*3 WLTC : Worldwide harmonized Light vehicles Test Cycle 乗用車等の排出ガス・燃費国際調和試験サイクル(モード法)

もたらした効果、達成した数値

シャシダイナモメーターを用いる事で、任意に設定した条件で車両を走行させられ、各種計測や性能比較が可能になります。

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