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STが低軌道衛星向け耐放射線性ICの新製品を発表

低コストの小型LEO衛星の開発に

世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクスが、最大50 kradSi)の吸収線量(TID)、高い総非イオン化線量耐性、最大62.5MeV.cm²/mgのシングル・イベント・ラッチアップ(SEL)耐性を備え、低軌道衛星におけるミッション・プロファイルに対応した耐放射線性ICシリーズ9製品を発表しました。

地球観測やブロードバンド・インターネットなどのサービスを地球低軌道から提供する低軌道衛星は、より高く打ち上げられる従来の静止軌道上衛星よりも放射線による被曝が少なく、寿命も短く設計されています。

これにより、従来の航空宇宙アプリケーション向けの部品に求められてきた厳格な耐放射線性要件が緩和され、低コストかつ高い信頼性を備えた小型LEO衛星の設計および量産の簡略化に貢献します。

耐放射線性IC

量産化に貢献し宇宙産業を加速

STの低軌道衛星向け耐放射線性ICシリーズは、低コストのプラスチック・パッケージを採用し、A/Dコンバータ、電圧レギュレータ、LVDSトランシーバ、ライン・ドライバの各1製品に加え、発電および配電、オンボード・コンピュータ、遠隔恒星追跡装置、トランシーバなど、システム全体で使用される5つのロジック・ゲートを含む9製品をラインアップ。

AEC-Q100に準拠したSTの車載用ICと同じ製造ラインで組み立てられ、高品質な製品の量産化を可能にします。

外部終端は、宇宙空間における錫ウィスカの形成を防ぐように仕上げられており、有鉛(Pb)および純錫の両実装プロセスとREACH規則に準拠。

部品のアウトガスは、特性評価によりニュースペースで一般に許容される限度内に抑えられています。

(画像はプレスリリースより)

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