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4大学の共同研究により木材ナノセルロースからナノ半導体を創出

木材から電気特性と3D構造をカスタマイズできるナノ半導体を創出

429日、木材由来のナノセルロースを用いて、絶縁体から準導体まで系統的な電気特性制御が可能、かつ、ナノからマイクロ、さらにはマクロのトランススケールで3D構造を制御できる新奇ナノ半導体の創出に成功したと発表されました。

これは大阪大学産業科学研究所の古賀大尚准教授、東京大学大学院工学系研究科の長島一樹准教授、高橋綱己特任准教授、九州大学大学院総合理工学研究院の末松昂一助教、岡山大学異分野融合先端研究コアの仁科勇太研究教授ら4大学の共同研究グループによるものです。

持続可能なグリーン・エレクトロニクスの実現に向けた一歩

大阪大学産業科学研究所の古賀大尚准教授が進めてきた木材由来のナノセルロースから作られる紙・ナノペーパーは、本来電気を通さない完全な絶縁体です。

今回の研究ではこのナノペーパーに紙ならではの3D構造設計技術と段階的炭化・形態保持炭化技術を駆使することにより、ナノ半導体への変換に成功しました。

持続可能なグリーン・エレクトロニクスの実現に向けた一歩

これまでの電子デバイスに用いられる半導体は枯渇性資源由来の材料が不可欠でしたが、ナノセルロースを用いたナノ半導体が実用化すれば、全て木材由来の材料で電子デバイスの製造が可能になります。

研究グループでは、金属や石油資源に依存しない生物資源由来の持続可能なグリーンエレクトロニクスの実現に向けた道を拓く成果として期待されるとしています。

(画像はプレスリリースより)

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