プロジェクトの紹介

尖った技術を身に付けたエンジニアの力、そして、同じ目標を持ったチームの力。
それらを最大限に活かし、大きな成果に結び付けたプロジェクトの一例をご紹介します。

CASE 1

商用車用スマートキー開発
プロジェクト

トラックにスマートキーの搭載を。
専門技術や知識の集積は、
国内初の事例実現につながった。

プロジェクトメンバー

  • 水島 広貴(プロジェクトリーダー)
  • 岸 聖太
  • 倉田 量実
  • 萩原 雅紀

OUTLINE

ポケットやバッグから取り出すことなく自動車のドアやハンドルロックの解錠、エンジン始動までの動作を可能にするスマートキー。パーソルR&Dのメンバーには、一般車で使われているこのシステムをトラック用として開発し、乗降頻度が高いドライバーの利便性を向上させる役割が与えられた。

MISSION

  • キャビン内の限られたスペースに、必要な部品・システムを実装すること。
  • 一般車と比べ、2倍のバッテリー電圧に対する耐久性を実現すること。
  • 商用車としての使用環境を想定した強度を実現すること。

PROJECT

商用車用スマートキーの開発に携わったパーソルR&Dの社員は4名。いずれも大手メーカー内に派遣として籍を置き、様々な部署でメーカー社員とともに業務にあたった。システム全体を制御するスマートECU(Electronic Control Unit)、ノブ操作やエンジンの始動可否を制御するノブロックECU、ハンドルロック、イモビコイルや室内外発信アンテナ・・・。一人ひとりが担当したのは、いずれも目的達成のカギを握る重要な設計・開発業務だった。

水島 広貴(プロジェクトリーダー)

トラックには大型の部品が多く使われ、それぞれにかかる負荷もかなり大きなものになります。そのため強度要件が厳しく、難しい課題に直面してよく頭を抱えるのですが、時には湯船の中で解決策が思いつくことも。実は、その一つが特許を取得したソリューションシステムです。技術者である以上、最終的には一人で考え、設計図を書いて形にしていくのですが、一方ではチームとして動いていることも事実。数え切れない機構や部品一つ一つが連携しているため、課題を共有し、解決のために意見交換をするミーティングは重要な時間でした。

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岸 聖太

チーム内で最もキャリアが浅いのですが、担当したのは中核となるECUの開発。それだけに、パーソルR&Dチームの横連携を密にするミーティングを、先輩技術者との相談の場として活用できたことは非常に心強かったです。また、会社が主催するセミナーも有効活用して技術を習得。ECUの評価試験に大いに役立ちました。

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萩原 雅紀

何をどこにセッティングしたら、電波を受信してロックの施錠・解錠やエンジンが確実に始動できるのか。乗用車と違って一列シートで狭いため、構成部品やシステムを搭載する位置決めはスペースとの戦いです。全てをスムーズに実装するためには、チームのメンバーが設計・開発しているそれぞれが効率の良いサイズに収まっていることが何より重要のため、情報交換が欠かせませんでした。

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倉田 量実

商用車のセキュリティを高めるハンドロック内蔵のECUを担当しました。全てに関して言えるのですが、ハンドルロックを形成する金属の筐体に収める必要があるので、やはりサイズ、そして強度が課題でした。チーム内で検討した結果、それらをクリアするためにはゼロから基板をつくる必要が。試作品を組み付けた評価試験、さらに実装評価を終えて、ようやく安心することができました。

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一つ一つの課題解決、その突破口を開くのは一つ一つに対応した技術にほかならない。しかし、それを導き出すためには、一人だけの力ではなく同僚や先輩、後輩の力の総和が大きくものを言う。国内トラックにおいて初の搭載事例となった商用車用スマートキーは、派遣で培った個の力とパーソルR&Dのチーム力がまさに重なって達成できた成果となった。

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