CAE解析

パーソルクロステクノロジーのCAE解析サービスでは、豊富な実験の知見を活かした実験結果分析や、入力同定を経た実機再現性の高いCAE評価でお客さまの真の目的を理解し、評価・対策・原価低減といった、求められるQCDに最適なCAE手法をご提案いたします。

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特徴

  • 力学、自動車の知識、MBDを生かし、お客さまの「実現したいこと」から、最適な解析手法を構築
  • 「メッシュ作成のノウハウがなく、最適なモデル作成ができていない」など、現状のお悩みをヒアリングした上で、最適な解析手法についてのコンサルティング(技術構築)が可能
  • 自動車業界での解析専任部経験者が社内に在籍
  • 社内に解析専門部署があり、ニーズに合った解析人材の育成構築も可能

CAE解析の特徴

CAE解析サービスの概要

幅広い領域で、オペレーションからコンサルティングまでのご支援が可能です。

CAE解析サービスと各部署との関係CAE解析サービスと各部署との関係

弊社のCAE解析サービスについて、以下の4項目に分けてご説明いたします。

技術構築

新規製品開発に向けた構造解析の手法構築を行います。お客さまの実現したいことからゴールを明確にし、ゴールに向けた計画の立案から、解析手法構築後の運用支援まで対応します。解析手法構築においては、基礎実験が必要になる場合もあります。これらについても当社でプランニングや実験を実施することで、お客さまの製品開発をワンストップでご支援します。

  • ヒアリング
    お客さまの目的を明確にしご依頼に対してのゴールを設定する
  • 企画提案
    全体計画の立案。ゴールまでのステップと必要な基礎実験や手法構築までにかかる期間、費用などを算出し、弊社でサポートする範囲を決定
  • 手法構築
    実験結果からメカニズムを分析し、CAEで設定すべき境界条件を割り出す。新機種開発への適用やそこでの効果についても必要に応じて確認
  • 運用支援
    構築した手法をお客さま内で運用できるよう手順書の形でアウトプット。必要に応じてお客様への教育支援も実施

モデル作成・計算

構造解析

さまざまな入力にさらされる構造物の変形(応力)を明らかにします。
過渡応答解析や静解析、周波数軸での解析の他、最適化についても対応可能です。

  • 実績:強度解析、機構解析、構造最適化解析、
    非線形・衝撃解析

例:過渡応答解析による疲労評価
路面からの振動を入力とした過渡応答解析により、車両走行時の応力を算出します。
その結果から応力振幅の頻度分布を計算し、車両の振動疲労による寿命を見積もります。

過渡応答解析による疲労評価

画像提供:アルテアエンジニアリング株式会社

熱・流体解析

空気や水などの流体挙動はもちろん、流体が輸送するさまざまな現象を可視化し分析する事ができます。

  • 実績:熱流体解析、輻射、混相流、気流音

例:自然対流と混相流による粉じん挙動の解析
熱を考慮した流れ場に粒子を輸送させることで、精密機器等の筐体内に、どの程度の粒径の塵がどこに溜まるかを予測、可視化することができます。
それによって熱設計と粉じんを考慮した、通風孔やファンの選定の最適設計が可能となります。

自然対流と混相流による粉じん挙動の解析

騒音・振動・ハーシュネス

構造物の振動そのものや、構造物の振動が空気を伝わり騒音となる現象を対象としています。
周波数軸で考えることで現象を把握しやすく、メカニズム分析に有効な手段です。

  • 実績:振動強度解析、振動疲労解析、音響解析

例:音響解析による音圧分布出力
構造物に加振力を与え、音圧分布を計算します。
横軸周波数の評価点音圧をみると、どの共振ピークにおいて音圧が高いかが明確になります。
このときの振動モードシェイプを確認することにより、対策検討が可能です。

音響解析による音圧分布出力

電気・電子設計開発

電子基板/素子を対象に、熱解析および実機測定を行います。
固体伝導や流体の流れ・輻射による対象物の温度・熱の移動をシミュレーションします。
主に速度/圧力/温度分布(流体・固体)を確認し、流路の最適化や圧力損失のチェック、最大到達温度の把握、流れの可視化などを行います。

例:DCDCコンバータ製品の小型化検証
目標サイズから許容できる消費電力と強制空冷有無、放熱フィンサイズを検討し、成立する仕様を提示します。
発熱素子の放熱構造を検討し、各素子温度が要求仕様内に収まるかを確認し、問題の有無を確認します。
基板設計時の素子配置や、筐体設計時の放熱構造へのフィードバックを行います。

DCDCコンバータ製品の小型化検証

人材育成

当社にはさまざまな業界で解析専任として従事した経験を持つエンジニアが多く在籍しており、さらに解析専門部署を社内に有しています。その専門性を強みとし、お客さま所属のエンジニアにパーソルクロステクノロジーへ出向していただくことで、実務を通じて対象者をCAE解析エンジニアとして育成します。短期間での育成をご要望される場合は、出向ではなく数日単位から可能な「教育研修」もご用意しています。お客さま先および当社研修施設において、実作業を通じた内容でご提供することで、製品開発における解析手法の構築だけでなく、解析後の運用を自社で可能とします。

人材育成のイメージ実績(一部)

保有ソフト、設備

SolverAltair Hyperworks2022構造解析・最適化OptiStruct
非線形・衝撃解析Radioss
熱流体解析Acusolve
機構解析MotionSolve
低周波電磁界解析Flux
高周波電磁場解析FEKO
疲労解析HyperLife
1D CAEActivate
STAR-CCM+熱流体解析
Ansys Icepak熱流体解析(電子機器専用)

NX NASTRAN
(NX内の機能)

線形静解析(接触は考慮可能)
固有値解析
プリプロセッサAltair Hyperworks2022汎用CAEモデリングHyperMesh
流体CAEモデリングHyperCFDX
ポストプロセッサAltair Hyperworks2022可視化・数値処理HyperView
計算設備Altair Hyperworks
※社内で計算サーバを運用

コア:150コア(1ノード30コア×5ノード構成)

メモリ:300GB/1ノード
Ansys IcepakCPU:Xeon Silver 4108 8コア×2
メモリ:256GB
NX NASTRANCPU:Xeon 3.30GHz 12コア
メモリ:16GB

ご支援開始までの流れ

STEP1

STEP1

お問い合わせ

お電話または問い合わせフォームよりお問い合わせください。

STEP2

STEP2

ヒアリング

当社の担当がご連絡。貴社の課題をヒアリングし、最適なサービスのご提案をいたします。

STEP3

STEP3

お見積もり・ご契約

お見積もりをご展開し、契約を行います。

STEP4

STEP4

ご支援開始

お客様に合わせた形でのサービス支援を開始します。

このようなお悩みがありましたら、今すぐお問い合わせください。

  • CAE解析を導入したが、最適なやり方がわからない、活用できていない
  • 限られたリソースを活用して、開発の効率化を図りたい
  • リソースが足りない製品の開発を依頼したい
  • CAE解析エンジニアとなる人材を育成したい

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